当たり前のありがたさ
最近、ますます寒くなって着るものの調整も難しくなってきましたね
まさに先日、何でもない日常が送れるって当たり前じゃないんだなと実感する出来事がありました
少し離れた実家の近くに住んでいる姉から朝、急な着信
あわてんぼでチョッピリ気の弱い父親から連絡が来て電話口で泣いている…と
訳を聞いても泣くばかり
ただ事でないと公務員の姉も私も違うところからそれぞれ電車に飛び乗る
二人とも80を過ぎているので何があってもおかしくないと覚悟する
体はガタが来ているが首から上は元気で陽気な母
もっと頻繁に会いに行けばよかった
もっとかわいがっている長男を派遣すれば、
もっとお小遣いあげれば、もっと、もっと…
泣いている父は後を追うだろうか、何も言わないなんて何かしたのかな
ついに恐れてたこの日が来てしまった
私は覚悟した
姉から連絡が入っている
『スマホの誤作動だってさ』
泣いてもないし2人仲良く出かけているという
え?
そうだった、忘れてた、父は天然記念物並みのおっちょこちょいのあわてんぼう
何回も今までやらかしている面白エピソードの権威
でも
本当に心の底から何もなくてよかったと思う
いつか本当の悲しみは来るかもしれないが神様はもう少し私たちに時間をくれた
当たり前に過ごせる日常のありがたさに気づかせてくれた
楽しい今もつらい今も決して永遠ではない、いつか変化する
そんなことを思う一日でした